「エチカの鏡」で、小中学生に国語だけを教えている、国語専科教室が紹介されていました。(09年12月13日放送)
工藤順一さんという方が先生です。
「読む力」と「書く力」を鍛えるんですね。
どのクラスも、読むこと書くことしかしないんです!
国語だけを教えている塾ってたまに見かけるんですが、
何で国語だけなんだろう?ってずっと思ってたんですよね。
例えばこういうところ。
幼児~小学6年生まで⇒ことば倶楽部
小学4年生~大学受験まで⇒論理エンジン
今回のエチカの鏡を見て、そういう塾があってもよいなあと思いました。
というより、自分に子供が出来たら、
普通の塾に通わせるよりそういう所に通わせたいなあって感じですね^^
そして、自分も学生の頃、もっと国語を大切にすればよかったと(≧▽≦)受験以上に得るものがあります。
TVで紹介されていた国語専科教室出身の子供たちは、
そこで培った国語力で有名進学校に進んでいるという実績があるんだそうです!
なぜ国語力を鍛えるとそんなに学力が上がるのか?というと、
論理力がつくからです!
俺は理系の大学を出ているのですが
論理力をつけるなら数学だとずっと思っていました。
でも、国語でもつくことをこのTVを見て納得しましたね。
国語専科教室の子供たちが言うには、
文章に対する理解力がついたから、他の教科も理解しやすくなったんだとか。
この教室では、ただ単に国語の問題を解くといったようなことはやりません。
実にユニークな方法で勉強するんです。
例えば、読売新聞の四コマ漫画、「コボちゃん」を子供たちに見せ、
それを文章で要約して伝える練習をしたり、
りんごを見せて、りんごについて作文を書かせるといったことをやらせるんです。
子供たちはりんこがどんな色なのか?どんな香りがするのか?どんな形をしているのか?手触りは?かじってみたらどうなのか?といった色々なことをやってみて、それを文章にして説明するんです。
なんでこの作業が勉強になっているのか?というと、
コボちゃんの要約練習は、物事を簡潔に客観的に伝える力をつけるということ、
そして、りんごの作文は、現実をよく観察し、それを分析する力をつけるんですね。
どうですか?
学校で習うこと以前に必要な力を養っていますよね!
そういうのが論理力に繋がるんですね。
論理には「三角ロジック」というのがあって、
それをおさえていると相手に自分の主張をうまく伝えられるそうです。
三角というのは、
1.主張
2.具体例
3.理由づけ
の3つです。
番組の例では、サッカーシューズが欲しいことを、
子供がお母さんに伝えるというシーンを例にしていました。
それを三角ロジックに当てはめると以下のようになります。
主張 ⇒ 新しいサッカーシューズが欲しい
具体例 ⇒ 古くなってつま先に穴が開いた
理由づけ ⇒ ボールをける時、穴が開いてたら怪我をするかもしれない
具体例と理由づけ、やや似ていますが別物です。
ただ単に、つま先に穴が開いたからと言うと、お母さんは、
「次、お父さんの給料が入るまで我慢してね」と言われるかもしれません。
緊急ではないと捉えられ、後回しにされる可能性があるということですね。
でも、怪我をするかもしれないからと言われると、緊急を要します。
ここからわかるように、話し方一つで相手に自分の主張や真意が伝わるかどうかが変わってくることがわかりますよね^^
これは、受験のためだけでなく、大人になっても必要な能力です。
日本人はディベート力が弱いので、外国人と討論すると負けてしまう傾向にあります。
それは、日本人は学生の頃、問題を解いて、1つの用意された答えを導くことしかやってきていないからでしょう。
だから、用意された答えのないところでは弱いんです。
世の中には正解のないものはたくさんあります。
そんな時、どういうやり方がベストか?というのを考えな変えればなりません。
それって、国語力が基本になっているんですね^^
大人になっても必要な国語力。
国語力を鍛える基本は本を読むことですが、
本を読むために国語があるのではありません。
本当の役割は、世の中を読む力を養うこと。
五感を使って現実を読むことを鍛えるのは、
世の中を渡り歩く術を鍛えると言っても過言じゃないですね。
国語専科教室の工藤さんは、
「今の子供は本を読んでいる量が圧倒的に足りない」
と言っていました。
国語専科教室では、年間100冊、200冊読む子供は珍しくないそうです。
国語力を鍛えるのは、まずは読むこと。そして書くこと。
単純なことだけど、こういう積み重ねで人生変わりますね^^
ああ!子供の頃もっと本を読めばよかったっ!(ノ´~`)ノ
子供が産まれた時は、そんな後悔は絶対にさせないでおこう。。。
あと、子供向けにオススメの本もあったのですが、
長くなったので次の記事で紹介します^^
次の記事:子供に読ませたい、国語力を鍛える本