facebook / smemon87

facebookは実名・顔だしが基本です。

現実社会でつながりがある人を「友達」とするのを
facebook自体が推奨しています。

申請する時には必ず

「友達リクエストは知り合い以外には
送らないでください」

と表示されます。
更には実名じゃないアカウントが停止される事件も起きています。

アメリカでも実際、友達申請は現実社会の知り合いとだけ
という使い方がほとんどなんだそうです。
しかも、1度会って話したくらいでは友達ではないくらいシビアなんだとか。

でも実際には、全然知らない人からの友達申請って結構ありますよね^^;
せっかく申請してくれたので、承認していいものか?
一応承認してるけど、次々来る申請も承認し続けていいのか?
困っている人がたくさんいるみたいです。

僕も最初の頃は、知らない人であったとしても

「折角申請してくれたのだから」

と誰でも承認していたんです。
そこから友達を作るのもアリですからね^^
でも、それでは困ったことが起こりだしたので、
今は基本的に、理由がない限り知らない人からの申請はすぐには承認しないことにしています。

申請を承認してもコミュニケーションのない人は結構いる

申請を保留するようになったきっかけは、承認しても、
その後コミュニケーションがない人が多いからです。

そういう人でも、その人が自分の更新した時に、
その情報が僕のニュースフィードにも流れてくるんですね^^;

友達の数を増やしたくて申請してくるのかもしれませんが、こちら側としては、知らない人の普通の近況にはなかなか興味は持てないものです^^;

名刺交換だけしても人脈にはならないのと一緒で、友達申請を承認しても、
コミュニケーションがなければ本当の意味で友達ではないでしょう。

あと、自分の仕事のプロモーションが目的だったり、
自分主催のセミナーへ招待したい人もいるようです。

経験上、友達が1000人以上いるのに申請してくる面識のない人は、
ほぼ間違いなくそういうパターンが当てはまって、こちらから何かコメントしない限り、
それ以上の交流はありません^^;

とはいえ、価値観は色々あると思うので、絶対にダメだとは言えませんが、
友達の数を増やすのが良いことだと思っているのなら、
そういう人同士でお互い友達になれば良いと思います。

でも、僕のように知り合いとの「コミュニケーション」を目的にしている人は、
無理にそこに付き合う必要はありません。

「申請してくれたのに悪いなあ」と思う気持ちは非常にわかりますが、
数が目的の人達は、スルーされても他の人に申請するだけですので、
あまり気にする必要はないでしょう。

知らない人の申請を承認し続けるデメリット

ちなみに、知らない人に友達申請すること自体は、”悪”ではありません。

facebookでは”知り合いのみ”という推奨はありますが、
直接は知らないけどその人に興味があって、コミュニケーションをとりたい
と思うのなら申請しても良いと思います。
(申請を受けてくれるかどうかは別です)

英語圏の人と友達になれば、英語の勉強もできますし、
海外に行く楽しみも増えますからね^^

または、友達のウォールやfacebookページで知り合って仲良くなって、
友達になるケースもあるでしょう。

そういう場合は自分から申請しても、申請されたら承認しても良いと思うのです。

でも、そういうコミュニケーションがあったわけでもなく、
全く知らない人を承認し続けた場合、以下のようないろいろと困ったことがでてきます。

1.ニュースフィードが追い切れなくなる

僕が今困っている問題の一つです。
これがきっかけで、友達申請について考えるようになりました。

友達が増えてくると、ニュースフィードの流れも速くなります。
そこには、交流のない知らない人の更新も含まれますし、
「いいね!」を押したfacebookページの更新も含まれますので、
リアル友達が更新をしても見逃してしまう可能性があります。

そうなると、交流のない人の情報は、要らないなあと思ってしまいますよね^^;

なので、こういう設定も使って、見たい情報を追えるようにしています。
参考:「残念ながらいけません。」

みたいな、お断りのコメントがたくさん並んでいる方は、
セミナーの招待をいろいろな人に送ることのある人ですので、
興味がないのなら承認しない方がよいでしょう^^;

また、そのように使おうと思っている方は、あまりお勧めしません。

一見効率が良さそうですし、先行者利益を得ようとして新しいものをどんどん使っていこうとしているのかもしれませんが、興味のない人にまで一方的に送るのはスパムと一緒ですので、不快に思われるだけです。

本当にビジネスとして使いたい人こそ、コミュニケーションや良質な情報発信で勝負したいですね。

facebookページを作って、「いいね!」を押してくれた人にだけ送るなど、
何か工夫した方が良いでしょう。

3.自分の名前を悪用されることもある

どんどん友達申請していく人の中で、知らないところで自分の名前を使われていることもあります。
例えば

「○○さんが共通の友達だったので申請しました。」

というメッセージを送ってくる人は要注意です。
このメッセージだけを見ると、「○○さんの友達だからいいかな?」とか、あるいは
「○○さんが紹介してくれたのかも?」と思って承認してしまいがちですが、
その後、僕とつながりのある別の友達、Bさんに僕の名前を使って同じように申請していることもあります。

でも僕は、その人の「申請」を「承認」しただけで、
その人のことは知らないんですね^^;

知り合いに迷惑をかけることにもなりかねませんので、
そういう申請がきたら必ず、友達の○○さんに確認した方が良いでしょう。

4.海外からログインする時に認証を求められる

facebookではどうやら、いつもと違う場所(IPアドレス?)からログインしようとすると、
友達の顔写真を表示して、名前を当てられるかどうか認証を求められるようです。
特に海外からアクセスをする場合は、認証を求められたという話は良く聞きます。
(僕自身が試したわけではありませんが)

そこで5回連続間違えるとアカウント停止にもなるようです!

実際に知っている友達が多い分には問題ありませんが、
交流のない人が増えると、当てられない可能性が非常に高くなります。

ちなみに、面白がってプロフィール画像を
自分のペットや風景、面白い画像などにコロコロ変える人もいますが、
そういう人が友達に何人もいると、知り合いだったとしてもちょっと危険ですね^^;

なので自分がプロフィール画像を変える場合は、友達に解ってもらえる範囲で変えましょう。

5.アカウントが乗っ取られる可能性も?

現状、以下のようなやり方でアカウントを乗っ取ることが簡単に出来てしまうようです。

  1. アカウントをのっとりたい相手にむかって3名分のダミーアカウントでフレンド申請を行う。
  2. 相手がそれを承認したら、相手のアカウントに対してでたらめなパスワードでログインを数回試みる。」
  3. メールと携帯電話番号、そして秘密の質問による認証にもでたらめに答える。
  4. すると「3人の友人にあなたが本人であることを認証してもらってください」という表示があらわれ、3人を選択できます。乗っ取りを目的としている人はここで先の3つのダミーアカウントに向かって認証コードを送り、相手のメールアドレスとパスワードをのっとります。

参考:ほいほいとFacebookのフレンド申請に応じているとアカウントをのっとられてしまうかもしれない

本当に簡単に出来てしまいますね^^;
(悪用は厳禁です)
なので、怪しいと思ったら安易に承認しない方がよいでしょう。

意味のある関係を築ける友人の数は150人くらいが限度

イギリスの文化人類学者、ロビン・ダンバーが提唱する150人の法則「ダンバー数」というのがあります。

ダンバー数というのは、安定した関係を維持できる個体数の認知的上限を表す数字で、
平均150人くらいが限度なんだそうです。(個人差はあります)
つまり、150人以上になると、全ての人を把握して交流するのは難しくなるということですかね^^;

友達が増えても実際に付き合い続けられる人数には残念ながら限界がありますし、
それはfacebookにも当てはまると思います。

さらにはfacebookの場合先ほども述べたように、交流しなかったとしても、
人数が多すぎるとニュースフィードが追い切れなくなってしまいますし、
「いいね!」を押したfacebookページの更新もそこには含まれてきますので、
もっと効率が悪くなるでしょう。

実際僕はtwitterでも、フォロワーが150~200人を超えたあたりからタイムラインを追うのが難しくなって、ピックアップしながら見るようになりましたから、facebookにも言えるでしょうね。

なので、自分が困るのももちろん、相手の友達の人数が多い場合も、
そんなに交流出来ないだろうと判断することもできます。

知らない人からの友達申請の解決方法

こういうデメリットばかり考えると、
facebook上でつながりを広げるのが難しくなりますね^^;
でも、自分のプライベートな範囲を守りながら、
知らない人とも交流する方法はあります。
例えば、

  • facebookアカウントではなく、twitterのアカウントをフォローしてもらう
  • 個人のfacebookページを作って、プライベートとそれ以外で交流の場をわける
  • フィードを購読してもらう(※2011年9月23日追記)

といったことができるでしょう。

自己紹介欄でその旨を書いて、facebookページやtwitterへ案内しておけば、
プライベートアカウントへの友達申請に対して、
どうしたらよいか判断しやすくなると思います。

※2011年9月23日追記:

facebookに「フィード購読する」という機能が追加されました。

友達じゃないけど、影響力のある人や人気の人の書いていることをチェックしたいという場合にも、その人のフィードを購読することによって、その人の書いた情報を読めるようになります。
なので、自分のフィードを購読してもらうことを勧めるのも手段の一つです。
基本的な使い方は下のリンク先の記事に書きました。

facebookのフィードの利用で、友達申請関係の問題が解決する


友達を増やすことは良いことですし、
新しい人と交流を広げたい方は、そのように使っても良いと思います。

自分がセミナー講師をしていたり、本を執筆したりなど、
知名度のある方は友達申請されることが多くなりますが、
人数が多すぎると、コミュニケーションが困難になることは確かです。
そのような方がプライベートな自分も大切にしたいのなら、
別でfacebookページを立ち上げて、そこに案内した方が良いと思います。

facebookはあくまでコミュニケーションツールですから、
ツールに飲み込まれないようにしたいですね^^

そして、新しい交流を増やす場合でも、基本は自分から動いた方が良いです。
その時は誠意を持って、コミュニケーションをしたい意思は示した方がよいでしょうね。
プロフィールなども整えておきましょう。
承認の決定権は相手にありますから^^

逆に、申請を受けた場合はひとまずプロフィールを見たり、ウォールを見たりしながら考えて、
問題なさそうなら承認するようにした方が良いでしょう。

安易に申請を受けていると、後で友達解除をするのはちょっと勇気が要ります。
(システムでは解除通知は行きませんが、気持ち的に^^;)
それなら最初から自分なりのポリシーを持って、どういう場合に承認するか、
最初から決めた方がストレスは少なくなりますね。