本日12月17日は、富士通のXi対応スマートフォン、ARROWS X LTE F-05Dが発売日。
15日にもLGのOputimus LTE L-01Dが発売されました。

そもそも僕は、Xperia(SO-01B)の、2年縛りの端末購入サポートによる支払いが、
2012年9月末までであと9回分(分割支払金残額は12,978円分)残っています。

来年9月で支払い終えるのですが、この機種は、縛られているにも関わらず、
Androidの2.2へのアップデートすらできず、もう化石状態なわけです・・・

今、機種変するならサポート解除料が必要なのですが、
そんな時に、docomoからこんなチラシがきました。

公式サイトにも載ってます。これですね。
ドコモ公式サイト:スマートフォンプライスキャンペーン

2010年4月1日以前発売機種の場合、機種変すると、
端末購入サポート解除料と同額をキャッシュバック!

対応機種は、HT-01A・HT-02A・BlackBerry Bold・T-01A・HT-03A・SC-01B・Xperia となっています。
古い機種が対象のようで、2012年1月31日までです。

をを!ほんとか?
出たばかりのLTE対応スマホに変えれるじゃないか!

でも、そこまでして機種変を誘うには、何かわけがあるはず・・・^^;
ドコモ側にメリットがないとやらないですよね。

今 機種変すると、FOMAからXi(クロッシィ)に変わることもあって、
端末サポートや料金プランも変更することになるのですが、
実際、料金プランはどう変わるのか?変更料はいくらかかるのか?
12月の請求内訳と、キャンペーンのチラシ、ドコモの公式サイト、
そして実際にドコモショップに行って調べてみました。

(※それでも間違っている所や足りない所、勘違いしている所があるかもしれませんので、
間違いがあればご指摘お願いします^^;)

まず、今僕が契約している通話料・通信料と付けているオプションは、こうなっています。

  • 基本使用料:FOMAタイプSS_バリュー
  • ファミ割MAX50/ひとりでも割50
  • パケ・ホーダイ フラット

この契約からXi契約に変更するとした場合、料金がどうなるか計算してみます。

契約手数料もかかる

まず、FOMAからXiに変更する場合、契約手数料2,100円かかります。
逆にXiからFOMAに戻したい場合も同じ手数料がかかります。
これはドコモポイントとかで払えそうな感じですので、まあ良しとします^^;
ちなみに、movaからの移動は無料です。

データプランについて

僕のデータプランは現在、パケホーダイ・フラットに入っています。
パケット定額で、月々5,200円です。

Xiにする場合は、このプランはそのまま使えず、
Xiパケホーダイ・フラットというプランに入り直す必要があります。
(他にも、2段階定額の”Xiデータプラン2や”、”Xiデータプラン フラット にねん”というのもあります)

Xiパケホーダイ・フラットは定額5,985円/月となっています。
785円高いですが、チラシを貰った人で2012年1月31日までに申し込んだ人に限り、キャンペーン料金が適用されて、2012年4月30日まで4,410円です!

これはまあ、一見お得そうですね^^

さらにはXiの場合は、テザリングもこの料金に含まれます!
FOMAでは上限が8,190円ですから、テザリングする人にはお得ですね^^

しかし、注意書きも見逃してはいけません。
2012年10月以降は、当月利用分のデータ量が7GBを超えた場合、
当月末まで通信速度が送受信時最大128kbpsになります。
(9月30日までは速度制限はかかりません。)

当月ご利用のデータ量が7GBを超えた場合、当月末まで通信速度が送受信時最大128kbpsになります(2012年9月30日までは、当月ご利用のデータ量が7GB以降も通信速度が送受信最大128kbpsになりません)。なお、2012年10月以降は、別途お申込み(7GB超過後2GBごとに2,625円)をいただくことで、受信時最大37.5Mbps、送信時最大12.5Mbpsでご利用いただけます(2012年以降提供予定)。

参考:ドコモ公式サイト:Xiパケ・ホーダイ フラット

1パケットはバイト数に換算すると128バイトです。
1パケットは、半角128文字、全角64文字分に相当します。

  • 1KB=1,024バイト=8パケット
  • 1MB=1,024KB=8,192パケット
  • 1GB=1,024MB=8,388,608パケット

なので、7GBは、58,720,256パケットです。

こんな数字みても良くわからないかもしれませんが、
明細に使ったパケット数が書かれているので、
今どれくらい使っているのかチェックしてみると良いでしょう。

特にyoutubeなど動画をよく見る人、skypeでよくやりとりしている人などは、
文字とは比較にならないくらいパケット数が多いので、気をつけたいポイントですね。

通話料はどう変わる?

まず僕の場合、用事がない限り電話はかけないですし、頻度も少ないので、
基本使用料は一番安いタイプSSバリューで、
12月の請求内訳によると、基本使用料は1,864円

そこにファミ割MAX50/ひとりでも割50で、
基本使用料が50%割引になるので、932円となっています。
無料通話も1,050円分ついています。

この2つのプランはFOMAのプランなので、
Xiに変える場合はXiのプランに変更する必要があるんです。

Xiのプラン、というのは、

  • タイプXi にねん:基本使用料 780円/月
  • Xiカケ・ホーダイ:定額料 700円/月

というのがあります。

“タイプXiにねん”は、名前を見ればわかるように、2年縛りのプランです^^;
無料通話分もありませんが、2年縛る代わりに、基本使用料が安くなります。
2年経ったら自動更新、次の2年が待っています(≧▽≦)
途中で解約すると、9,950円の解約金が必要です。

“Xiカケ・ホーダイ”は、国内のドコモ回線に24時間、
月額700円定額でかけられる
プランです。

ドコモショップの店員さんによると、Xiはこのプランしかないとのことです。
そしてこの二つを合わせて、Xiトーク24というプランになるそうです。

Xiトーク24は、合計で1,480円
自分の方からdocomo回線を使っている家族に電話をかける場合は無料です。

でもここで注意点があって、Xiに変更した時点で、ファミ割MAX50は解約となります。
ファミ割MAX50は、FOMAからXiに変更する場合、契約の引き継ぎは行えません。
そして、ファミ割MAX50の解約金も発生します。

下は、ファミ割MAX50が解約になる、という説明の引用です。

<FOMA電話機から「Xi」(クロッシィ)電話機/「Xi」(クロッシィ)電話機からFOMA電話機への変更の場合>

ファミ割MAX50、ひとりでも割50、ビジネス割50、オフィス割MAX50、(新)いちねん割引、いちねん割引をご契約いただいているお客さまは「Xi」(クロッシィ)への契約変更と同時に「Xiデータプランにねん」をお申込みされた場合、ファミ割MAX50、ひとりでも割50、ビジネス割50、オフィス割MAX50、(新)いちねん割引、いちねん割引の契約期間の引継ぎは行えません。

ファミ割MAX50、ひとりでも割50、ビジネス割50、オフィス割MAX50、(新)いちねん割引、いちねん割引をご契約いただいているお客さまは、「Xi」(クロッシィ)への契約変更と同時に「Xiデータプラン」をお申込みされた場合、解約金がかかります。

参考:ドコモ公式サイト:FOMAや「Xi」(クロッシィ)へ変更
(※Xiにねんに契約する場合は、ファミ割MAX50の解約金は発生しないそうです)

ここで個人的に懸念していることがあります。
ファミ割MAX50が解約されると、ファミ割MAX50のグループに入っている家族に自分から電話をかける場合は、Xiトーク24で電話代は無料ですが、
家族側からかけてくる場合は家族側に料金が発生するのではないでしょうか?
(その辺は公式サイトにもどこにも書かれていませんので自信ないです^^;
知っている方がいたら教えて下さい^^)

実際、Xiカケ・ホーダイのページの説明図には、矢印が片方にしか伸びていませんし、
“相互に”という言葉もありません。
参考:ドコモ公式サイト:Xiカケ・ホーダイ

Xi側からかける時が無料となる場合、家族からかかってきたらかけ直せば良いですが、手間ですよね^^;
今度ドコモショップに行く時に、その辺どうなるのか確認しようと思います。

まとめると、僕のようにほとんど待ち受け専用にしている場合、
結果的に550円ほど高くなるので、通話料に関してはあまりお得感はありませんね^^;

逆に、かけることを優先して、通信料を安く、基本使用料を高くしている方はお得、と言えるかもしれません。
国内のドコモ回線にかける場合は24時間通話無料ですからね。

※2012年1月13日追記:

ファミ割MAX50の解約した場合に発生する解約金については、Xiにねん契約する場合は解約金は発生しないようです。
参考:同時にご利用いただけないサービス

また、「ファミ割MAX50」が解約になっても、拘束期間のない「ファミ割」は契約できるので、家族からXiの回線に電話がかかってきても料金はかからないそうです。

端末料金の分割払いについて

Xiに変更するに当たって、勘違いしそうなのがこの、端末料金の分割払いです。

僕の場合は現在、冒頭でふれた通り、現在のxperiaの分割払金が
1,442円×9回分=12,978円 残っているわけですが、
パンフレットには端末購入サポート解除料と同額がキャッシュバックと書かれています。

これは一見、その残っている分がチャラになるのかと思ってしまいますが、
それは勘違いで、分割支払金と端末購入サポート解除料は同額ではないんです。

これは、よく考えてみればわかるのですが、
“分割支払金”はそのままの意味で、本体価格を24ヶ月で分割した料金です。
ただ、”本体価格”と言っても、xperiaの本来の本体価格は6万円以上するようですが、
普通にそのまま24ヶ月で分割すると、2,500円以上はします。

でも僕は実際には、分割支払金として毎月1,442円支払いですんでいるんです。
これは、ドコモ側も端末代を毎月負担しているからで、
xperiaの場合は2年間で毎月861円の負担をしてもらっています。

機種変や解約をすると、そのサポートは当然なくなってしまいます。
それが2年縛りです。2年以内に機種変をして、まだ負担してもらっていない分は、
サポート解除料として残りの額を自分で払う必要が出てきます。
お金を払えば縛られる必要はありません^^;

僕の場合は、2年縛りがあと9ヶ月残っていますから、

  • 端末分割支払金= 1,442×9 = 12,978円
  • 端末購入サポート = 861×9 = 7,749円

となります。
キャッシュバックされるのは端末購入サポート解除料で、7,749円です。
端末分割支払金は残るんですね。
引き続き払い続けるか、一括で払ってしまう必要があります。

Xi端末を購入するとその端末分割支払金も上乗せされることになりますね^^;
その説明は、公式サイトにも書かれています。

月々の分割支払金は、割賦販売契約のご契約日の翌々月のご請求分よりご利用料金とあわせてご請求させていただきます。お支払い方法およびお支払い日はご利用料金と同様となります。
分割払金のお支払い期間中に、割賦販売にてご購入いただいた電話機の機種を変更された場合や、FOMA・Xiサービス契約を解約された場合でも、引き続き未払いの分割払金をお支払いいただきます(分割払金残額の全額を一括でお支払いいただくこともできます)。

参考:ドコモ公式サイト:分割払いについて

端末購入サポートは、きちんと理解して利用する分にはお得なのですが、
これだけ端末の進化速度が速い今、端末購入サポートを利用して新品を買っても高いので、
最新のものにこだわる必要がなければ、
白ロムを利用した方が良いかもしれません。

“白ロム”というのは、いわゆる端末の中古のもので、
FOMAカードやSIMカード未挿入、いわゆるデータが入っていない、ハードだけの状態のものです。

白ロム.comでは、中古携帯・スマホの買取、販売、それと白ロムの説明がわかり易く書かれています。
白ロム.com 公式サイト

最新の端末を追いかける人はたくさんいますので、
そういうハイテクな人達は、新しいものが出たらすぐに機種変します。
機種変で不要になった端末は、まだまだ使える状態ですが、
白ロム.comのようなところに売って、新しいものを手に入れているんですね。
そしたらその分お得にもなるわけです^^

そういう、まだまだ使える機種が安く出売られているので、
最先端にこだわる必要がなければ、それを安くで買った方が、
2年縛りで高い新品を買うよりよいかもしれません。
僕も今、xperia(SO-01B)を使っていますが、xperia arc(SO-01C)に変えた方が、
まだアップデートなんかに対応してたりしますから^^

ちなみに、ダイワンテレコムでは、ランクAのxperia arcが2011年12月17日現在の時点で26,800円で売られていたりするので、これでも十分だったりします。
ダイワンテレコム 公式サイト

SO-01Bを売ればもうちょっと安くなりますし、端末購入サポートの解除料を気にすることもなくなりますね。
ただ、今見た時は色がピンクしかなかったので、ブラックが入荷したらこっちに変えるという手もいいかなあと思ってます。

Xiはそもそもサービスエリアがまだまだ普及していない

Xiのエリアは、まだまだ普及していません。
東京や大阪などの都市圏は普及していますが、
ちょっと離れただけでまだまだです。

僕が住んでいるエリアも普及まであと半年はかかりそうです(≧▽≦)

ドコモ公式サイト:サービスエリア検索

Xiが使えない場合はFOMAに切り替わるので、通信が出来なくて困る問題はないのですが、
せっかくXi携帯に変えるのにそのメリットが享受できないのなら、急いで変える必要はないかもしれませんね。


結論は、Xiに乗り換えてお得な人は、

  • テザリングをよく使う人
  • 基本使用料が高い人
  • Xiエリア内にいることの多い人

のように感じます。
つまりお得なのはヘビーユーザーですね^^

一見、お得そうなチラシに一瞬心ときめきましたが、僕は当てはまらなそうです^^;
それほどヘビーユーザーでもない場合は、お得どころか高くついてしまう気がします><
危ないところだった~。

ドコモの契約料金は、調べると結構わかりにくいです><
田舎のドコモショップでは、店員さんもわかってないこと多いですから(≧▽≦)
(実際、今回紹介したスマートフォンプライスキャンペーンも、知らないと言われました・・・)

ドコモに限らないかもしれませんが、料金プラン、もっと簡単にできないもんですかね~^^;